お金をかけない試作
先日、メーカーフェアで当時開催されていたスタートアップウィークエンドの発表会に参加させたいただいた。考えたことを書いてみる。
製品を作るためには、当然お金が必要になる。特にハードウェアを作ろうとすると、試作のために部品を調達をする必要があり、開発にお金が必要になる。
作っていく中で、資金調達をしたり、補助金を得たり、自己資金でやる形もある。どちらにしてもお金に関しては工夫が必要なヒトが多いはず。
最初の動きとしてざっくり2つのパターンがある。
①まずは何らかの試作を作ってみようとするタイプ
②まずはお金を集めてから始めようとするタイプ
私が出会うヒトの殆どは ①である。そもそも 3Dプリンタメーカーを捜してきたり、ファブラボにモノづくりに来てるので、当然と言えば当然だが、たまに他の仕事で②の方に会う場合がある。
私の知る限り、試作やその検討なくして援助をもらえているケースを見たことがない。
実現のためにはとにかく作ってみることだと思う。
資金調達のために、概念を資料だけでだけで相手に理解させるのは大変だし、モノがないと実際に使ってみる事ができないので、ユーザテストもできず、機能の改善がしにくい。また開発中に世の中のニーズも変わっていくのでその動きに追随することも難しくなる。
自分で作っていないと、量産フェイズに入っても
どこにお金がかかるのかが、わからないので見通しをつけるのが難しい。
生産量によってどのような加工方法、素材を選択すべきか、などの見極めができず、資金計画ができない。
と言うわけで、まずは作ってみることがオススメです。